うつ病治療ガイドへようこそ!
「うつ病」という言葉、一度は耳にしたことがある病名だと思います。
しかし、この病気に対して正しい知識を持っていますか?
うつ病には多種多様なパターンがあり、誰にでも起こりうる病気だということを知っていただきたいと思います。
また、「うつ病」をはじめとする心の病は、目に見える傷口などがありません。
他人から見ると、どの程度の病状なのか、患者はどんな気持ちでいるのかを瞬時に読み取ることが困難です。
そのため、周囲の理解を得られない場合も多く、まだまだ偏見があることも事実です。
では、うつ病とは一体どんな病気なのか?
心の病気に、暗くて怖いイメージを持って欲しくはありません。
うつ病は非常に苦しく、辛い病気ですが、治療と努力次第で必ず治ります。
まずは、うつ病に関しての正しい知識を身に付け、理解していきましょう。
うつ病は、心の風邪!
うつ病をあまり難しく考える必要はありません。
誰でも風邪を引くことがあると思いますが、うつ病も風邪と同じことなのです。
風邪は、免疫力や抵抗力が低くなった時にかかりやすいと思います。
そして、風邪菌やウイルスを体内に溜めておくことで、身体の不調が見られ始めます。
うつ病も同じことです。
ストレスや悩み・・・誰もが抱える問題は「風邪菌」なのです。
疲れが溜まっていたり、多忙な毎日を送っていれば、心のケアを行う余裕が無い場合もあるでしょう。
心が疲れて、風邪を引いた状態、それが「うつ病」なのです。
うつ病をあまり重苦しく考えすぎないということも大切です。
偏見、差別は一番の敵!
うつ病をはじめとする心の病につき物なのが「偏見」や「差別」なのではないでしょうか。
確かに、イメージはあまり明るくて良いものではありません。
うつ病について、「本人の気の持ち様だ!」という人は沢山います。
心が弱いから・怠けているから、人と同じように生活できないのだという考えは、大きな間違いです。
うつ病は「心の弱さ」や「甘え」とは別物です。
本人の意思だけでどうにかなるものではないのです。
現代では、うつ病について多く知られるようになって来ました。
偏見や差別も以前に比べれば減ってきたと思います。
しかし、うつ病の完全なる治療には、偏見・差別は一番の敵といえます。
実際に、うつ病であるということを世間に知られたくないという人も多いでしょう。
うつ病を克服して、社会復帰する際にうつ病であったことをひた隠しにする場合も多いと聞きます。
患者本人たちは、他人が思う以上に様々な思いを秘め、戦っています。
うつ病には「受け入れる心」が何よりも大事です。
患者を理解するためにも、このページでうつ病について深く触れていきたいと思います。